必要な道具と掛かる費用

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遺品整理やゴミ屋敷の片付けに必要な作業道具と費用の目安

ご自身で遺品整理の片付けやゴミ屋敷の片付けで必要になる道具や工具と、掛かる費用についてご案内します。

実際の業務経験から、あると便利な物を案内しますので、お役に立つと思います。

 

 

 

トラックレンタカー費用

 

普通車に載らないような粗大ごみや大量のゴミを、自身でゴミ処理場まで捨てに行く場合、普通車では難しいためトラックが必要になります。

レンタカーで軽トラックを借りる場合、燃料費を含め1日8000円程度になります。
2tトラックを借りる場合は燃料費を含めで14000円くらいになるでしょう。

最近では安いレンタカー屋さんも増えておりますので、トラックが借りられる格安レンタカー屋さんが、作業する地域にあるかどうか事前に調べておくと良いでしょう。

 

 

 

ロープ代

 

 

トラックをレンタルしても運搬する荷物を固定するロープがないと非常に危険です。

万が一、運搬中に荷物を道路に落としてしまった事が原因で、後続車が事故を起してしまうと損害賠償請求をされる可能性があります。

死亡事故につながってしまった場合などは取り返しがつきませんので、積み荷は必ず固定するようにしましょう。

ロープは細すぎても太すぎても使いづらい物です。

私のお勧めは9mmのロープとなり、経験上コレが一番使いやすいと思います。

ホームセンターやアマゾン等で2000円程度で購入可能です。

トラックに積み荷を固定する際に有効な縛り方で、南京結びという縛り方があります。

初心者には難しい結び方にはなりますが、トラックなどに荷物を固定する際、とてもシッカリと固定できる結ひ方となりますので、余裕があれば覚えておきましょう。

 

 

ビニール袋

 

衣類や細かいゴミなどをまとめる際に必要になります。

45リットルの袋が50枚入りで300~600円程度になります。

値段が安い物は薄く作られており、破けやすくなっておりまので、パッケージに破れにくいと書いてあるものを選ぶと良いでしょう。

破れにくいと書いていない場合は50枚入りで600円程度の物が良いでしょう。

一般ゴミとして集積所に出す場合、地域指定の袋が必要とな場合は、取り扱いがあるコンビニやスーパーなどで買い求めましょう。

 

 

軍手

 

 

1枚100円~300円程度

私が実際に作業をする時は、常に手袋は装着しております。

着用しない場合、手が真っ黒に汚れますし、布や紙などを触る事で、知らぬ間に手の油がなくなりダメージが蓄積されますので、手袋を着けて作業した場合と、着けずに作業した場合では一日の疲れ方が全然違います。

作業用の軍手は手のひら部分がゴムになっている物をおすすめします。

作業中に手を保護する役割はもちろん、普通の軍手とは違い、手にフィットして、作業効率もよく、重い物を持つ際にゴムによりグリップが効き、とても重宝します。

普通の軍手とは比べ物になりません。

個人的にはワークマンの手袋(1セット 約100円)が値段的にもお勧めですので、近く店舗があれば行ってみるのも良いでしょう。

ワークマン店舗検索

ハードな作業や屋外の作業の場合は上の写真のグリップグリーンという手袋がオススメです。

本体やゴム部分も厚手になっており、機能性はもちろん安全性や耐久性も良いです。

 

 

防塵(ぼうじん)マスク

 

防塵マスク 1個 2000円~2500円程度

作業中を始めると空気中にホコリが舞い、喉・鼻・肺にダメージを与えます。

普通のマスクでは、マスクの隙間からホコリが入り込み、吸い込んでしまいます。

汚れた空気には菌もまじっており、肺に入ってしまうと喘息などを引き起こすこともありますので、ゴミ屋敷の片付けや遺品整理作業をする場合は防塵マスクをオススメします。

実体験で、普通のマスクで作業した日は鼻を掃除するとティッシュが真っ黒になりましたが、防塵マスクを使用した日は鼻の中はキレイなままでした。

 

 

段ボール

捨てずに残しておくものを取っておく為の入れ物用にボールを用意しておくと便利です。

A4のコピー用紙などに【取っておくもの】とマジックで書いて段ボールに貼っておくとよいでしょう。

段ボールは、スーパーや薬局で無料でもらえる場合があります。

新品は1枚300円前後でインターネットやホームセンターで購入できます。

 

 

 

マジック

 

段ボール等への書き込み用として利用できます。

赤や青などのマジックも文字が目立ち便利です。

100均でも手に入ります。

 

 

飲食代

 

飲食代は1日1000円程度になるかと思われます。

暑い時期は熱中症対策の為にスポーツドリンクの用意が必要です。

ちなみに、私が遺品整理などの作業中に食べるメニューはコンビニのミートスパゲティーとコーラです。

炭水化物 タンパク質 糖分 カフェイン で元気になります。

また、量を食べ過ぎない事で食後のぐったり感を回避しております。

 

 

ドライバー

 

基本的に100均などで売られている安価な物でも大丈夫ですが、ネジが固い場合、100均の物だと負ける事があります。

遺品整理やゴミ屋敷の片付けの現場となる一般家庭にはドライバー1本くらいはあると思いますので、わざわざ買わなくても良いかも知れません。

 

電動ドライバー

 

家具のボックスなどネジ留めで構成されている家具の解体などには非常に役に立ちます。

解体する家具の量が多い場合、手で回していると腕が痛くなりますし、時間もかかります。

電動ドライバーは、1家に1台あるとすごく便利です。

価格は3000円~60000円と幅広いですが、仕事で使う事がなければ15000円くらいのコードレス(充電式)の物がお勧めです。

ネジで構成されている家具

  • カラーボックス
  • テーブル
  • こたつ
  • 椅子
  • 最近の家具
  • テレビ台
  • ベット枠
  • レンジ台
  • PCデスク

マキタ充電式インパクトドライバ 参考価格

 

電動ドライバー用のソケットセット

 

電動ドライバーを持っている方は必須アイテム
このセットを持っているとかなり便利です。
アマゾンなどのインターネットでは2000円くらいで売っております。

インパクトドライバー用 29点組ソケット 参考価格

 

 

とんかち(ハンマー)

 

こちらは、古い箪笥などを解体する際にあると便利です。

タンスはそのまま粗大ゴミで出せれば、それが一番楽ですが、2階以上に設置された重量のあるタンスなどの家具は壊してから降ろした方が楽な場合があります。

簡易的な家具でしたら100円ショップのハンマーで十分壊せますが、重厚な家具の場合は、重量のあるハンマーの方が楽に壊すことができます。

 

六角レンチ

 

 

家具によっては六角ネジでとめられている物があり、六角ネジは、プラスドライバーやマイナスドライバーでは回すことができません。

その為、六角レンチが必要になります。

六角レンチは100円ショップでも売っておりますので、それで十分です。

また、電動ドライバーにつけて利用できる六角ソケットもあり、それを利用するのもすごく便利です。

 

ビニールひも

 

本や新聞等を結わうために必要です。

100円ショップの物では少々強度が弱いと感じます。

ホームセンターやアマゾンなどで購入をおすすめします。

 

ガムテープやOPPテープ

 

 

主に、段ボールなどを組み立てる際や、扉付きの家具の扉を押さえる為に利用します。

100円ショップでも売っておりますが、ホームセンターの方が若干安い事があります。

インターネット販売の物でも大丈夫です。

 

 

その他の雑費

 

 

ごみ処分代

 

ゴミ処理場画像

 

ゴミ処理場に持ち込みした場合のゴミ処理代。

地域によりますが、1kgあたり、10円~30円くらいの料金を取られます。

一部の地域では100kgまで無料などの処置もありますので、役所のホームページで確認するか、担当部署に問い合わせてみると良いでしょう。

一般家庭の場合 量にもよりますが、5000円~20000円程度になるかと思われます。

 

 

テレビ・冷蔵庫・洗濯機・エアコン等の処分代

 

家電リサイクル画像

地域により処理方法が多少ことなる為、インターネットで引き取り先を調べるか、役所の担当部署に問い合わせが必要です。

運搬料の関係で業者により、値段が変わりますが、平均的に1個あたり5000~7000円くらいになります。

遺品整理業者や回収業者で、まとめて処分してくれるところもあるので、聞いてみるのも良いでしょう。

 

人件費

時間画像

時は金なりと言いますが、時間という物も有益な資産です。

ご自身や手伝ってくれる方の時間も費用として計算する事をおすすめします。

ご自身の時間をタダ(無料)と考えてしまうと作業に支障をきたしたり、期限までに終わらないなんて事もあります。

 

自分たちの作業時間を人件費として計算した例(戸建て)

  • 作業人数 X 日数 X 日給換算額(または時給換算)
  • 例:3人 X 4日 X 10000 = 120000円
  • 飲食費 例:1000円 X 3人 X 4日 = 12000円

合計 133000円

 

戸建てで広めの家の場合で計算してみました。

ご自身の片付け現場の状況をみて計算し直してみてください。

 

道具はアマゾンからまとめて買えば手間いらず

私はアマゾンをよく利用しております。

複数道具をそろえる場合などは、ホームセンターや百円ショップなどをハシゴするより、アマゾンで注文してしまった方が正直なところ楽です。

 

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