遺品整理で売れやすいものは何?
貴金属
金
遺品整理中に貴金属が見つかることがよくあります。
では、いったいどういったものが売れるのでしょうか。
まず、代表的なもので、金やプラチナです。
金やプラチナはグラムあたり4000円前後で取引されております。
貴金属店や時計店などで買い取りされている事が多く、最近ではリサイクルショップでもグラム買取を行うところが増えております。
ブランド品やデザインが新しいものであれば、中古品としてネットオークションなどで売却した方が高く売れますが、古いデザインや名前などが刻まれている場合は、資源としてグラム売りとなる事が多いでしょう。
宝石
ダイヤモンドやその他の宝石はサイズにより高く売れる事があります。
あまり小さいサイズの石の場合、石を外され、土台の金やプラチナのみを買いとられることもあります。
買い取り場所は基本的に宝石店となりますが、最近は質屋やリサイクルショップでも取り扱うところが増えてきております。
骨董品
刀剣類 壺 掛け軸 茶碗
壺、掛け軸、茶碗などが、一般的な骨董品は、実家や祖父母の家などには必ずあると言っても過言ではないくらいに存在します。
ご自身で価値が分からなくてもプロに目利きして頂く事で、その物の価値が判明します。
基本的に骨董品は価値が分かりづらいものですが、刀はある程度以上でく売れる事が期待できます。
刀に関しましては注意が必要で、刃渡り15cm以上の刀や槍、薙刀、刃渡り5.5cm以上の剣の場合、【銃砲刀剣類登録登録証】が無いまま売買いたしますと、銃刀法違反で逮捕される可能性も出てきます。
登録証がない場合の登録方法などの詳細につきましては、その刀類が発見された都道府県の教育委員会に連絡し、支持を仰いでください。
レトロおもちゃ
古いおもちゃなどはリサイクルショップより、レトロ系おもちゃの専門店の方が高く売れます。
リサイクルショップなどでは、そこまで知識があるスタッフがおらず、小額で買い取られるか、買い取ってもらえないかのどちらかになってしまいます。
専門知識がある買取業者の場合、汚れがひどい場合でも価値を識別し、高値で買いとってくれるでしょう。
レトロ家具
最近ではアンティークブームの後押しもあり、和箪笥や水屋箪笥なども高価買取してもらえるようになってきました。
しかし、あまり状態の悪いものは買取してもらえません。
裏面や底などを確認し虫食いでスカスカになってしまっている場合はあきらめましょう。
また、桐タンスは高く買ってもらえると考える方が多いようですが、現在は需要がなく買い取られないことがほとんどです。
桐タンスの中でも金具が立派なものは買い取ってもらえることがあります。
その他、古いちゃぶ台や茶箪笥、机なども買い取ってもらえることがありますので、一度見てもらうとよいでしょう。
レトロ家電
レトロな家電が売れる事があります。
一般的なリサイクルショップでは家電は製造年が6年以内のものが基準となっておりますので、買い取りしてもらえませんが、専門店や一部のリサイクルショップなどで買い取りをしているところがあります。
また、自身でインターネットオークションなどを利用して、売却することは可能です。
古い家電の場合、出火などの事故につながる可能性がありますので、【装飾用】や【ジャンク品です】など一言添えておいたほうがよいでしょう。
家電
家電はリサイクルショップに売ってしまうのが早いでしょう。
買って2~3年しか経っていない物で、購入金額が高かったもの(たとえば大型冷蔵庫や洗濯機など)はネットオークションで売却した方がリサイクルショップで売るよりは高く売れます。
落札者に直接引き取りに来てもらうことを指定することもできますし、クロネコヤマトらくらく家財便を使えば梱包もせず、発送作業をすべて行ってもらえます。
リサイクルショップに売る場合の注意点は、家電の場合、製造年が6年以内の物が基準となります。
特に大手リサイクルショップはこの6年のラインに厳しく、7年落ちはアッサリ断られます。
レンジ台など、見た目が棚でもコンセントが付いている物は家電扱いとなります。
小さなリサイクルショップの場合、状態が良ければ10年以内くらいであれば買い取ってもらえることがありますので、電話で聞いてみるのも良いでしょう。
趣味の品
楽器
故人の趣味が音楽だった場合、ギターやベースなどの弦楽器や、サックスやトランペットなどの管楽器、ドラムなどの打楽器などもあるかと思われます。
定価が安い楽器は中古品の場合、二束三文となりますが、定価が高い楽器は中古でも値段がなかなか下がらず、年が経つにつれて値上がりしていく物もあります。
製造年や型式が分かる場合、ネット検索をすれば、おおよその売れる値段を調べることができますので、ネットオークションなどで売却するのが一番高く売れるでしょう。
最近では大手リサイクルショップでも楽器の目利きができるようになってきておりますので、ネットオークションが使えないけど時間があるという方は、リサイクルショップや楽器店を2~3軒まわってみるのもよいでしょう。
安い楽器は、高値はつきませんので、手間を考えるとリサイクルショップに売ってしまって良いかと思われます。
釣り具
釣り具はピンキリです。
非常に高価なものから数百円でかえる物など様々です。
型番などがあれば、ネット検索で調べてみると価値がわかるでしょう。
量があって面倒な場合は、中古釣具店に持ち込みしても、ソコソコの値段で買ってもらえます。
ネットオークションで売った方が高く売れますが、形状が特殊(竿)な為、梱包が大変で、長さがあるため荷受けしてもらえない運送会社もあります。
梱包材を無料で送ってくれる買取業者もありますので、利用してみるのも良いと思います。
囲碁・将棋
囲碁の板は古くても高価な木材で作られている物も多く、高値で売却できる事があります。
また、石も素材に蛤を使ったも高級品からガラスやプラスチック製の入門用まで様々です。
将棋も同じで、高級木材で作られた板や駒がありますので、高く売れる事があります。
流行の後押しもあり、現在は、安いものでも買い取ってもらえると思います。
高いものであればネットオークションで売るのが一番良いでしょう。
高級品以外の物はリサイクルショップでも買い取ってもらえると思いますが、買い取り金は安いと思います。
スポーツ系
スポーツ系ではブランド自転車やラケットなどが高く売れる事があります。
筋トレ系の器具も需要がありますので、売れますが、定価が安いベンチプレスなどは売れづらい傾向にあります。
サーフボードやスノーボードなどはリサイクルショップでは買取してもらえる場合と買取してもらえない場合もあります。
サーフボードであれば夏、スノーボードであれば冬に持ち込みすれば買い取ってもらえる可能性が高くなります。
季節もののスポーツ用品は、時期に注意しながら売却しましょう。
車・バイク・農機具
車
車は買取業者が非常に増えておりますので、売りやすいでしょう。
痛みの少ない中古車であれば、ネットオークションで売るのが一番高く売れますが、後のトラブルが心配な方は中古車専門店などに相談するのも良いでしょう。
エンジンが掛からない不動車や事故車などがある場合は、廃車専門の業者に連絡し、型式や排気量などを伝えれば資源(スクラップ)として買い取ってもらえる事が多いです。
時々、家にとめっぱなしの不動車のワイパーなどに、車買取業者の名刺が挟まっていることがありますが、こちらは少々注意が必要です。
名刺には主に、外国人の名前が記載されております。
電話で値段交渉(値段確認)をして実際に来てもらった際に「家族が病気で国に帰っていたので、持ち合わせがない」などと情に訴えかけた値引き交渉が始まることがあります。
そういったことが面倒であれば国内の業者に依頼した方がよいでしょう。
バイク
バイクもネットオークションで売却する方法が一番高く売れますが、後のトラブルが心配な方はバイクの買い取り専門店に連絡して査定していただくのが良いでしょう。
最近では、書類手続き関係もすべてお任せできる業者が多くなっております。
農機具
農機具は処分方法がわかりづらく、処分できないままになっている方が多いようです。
農機具も状態がわからない場合、ジャンク品としてネットオークションに出してしまうのが良いと思いますが、
近所に農器具店がある場合はそちらに相談するのも良いでしょう。状態が良ければ買い取ってもらえますし、状態が悪くても部品取りや修理して販売する用として、無料で引き取ってもらえたりします。
衣類・着物
衣類
衣類はブランド品であればネットオークションやリサイクルショップで売却可能です。
リサイクルショップに出す場合、小さなリサイクルショップでは衣類の取扱が少なかったり、目利きができない場合がありますので、大手リサイクルショップに持ち込みするのが良いでしょう。
着物
着物は、箱や包み紙などの説明書きがあれがよいですが、説明書きがない場合、素材・産地・制作時期などの目利きが非常に難しいものです。
古い物はタグなどついておりませんので、柄を見て産地や時期を特定し、触った感じで素材の判別となります。
普通のリサイクルショップでは、目利きできる人はおりませんので、まとめて○○円といった感じに買い取られてしまいます。
一般家庭では、素材が化繊などの比較的安価で取扱が簡単な着物を所有されている方が多いと思われますが、故人が着物にこだわりを持っていた場合や、家柄が裕福だった場合は高価な着物の可能性がありますので、着物専門店に出す方が良いかも知れません。
書籍・マンガ
一部の専門書や、自転車やアイドル系の古い雑誌などは値がつくことがあります。
マンガは全巻揃っている物(コンプリート)や、古い初版の物などに値がつきます。
おもに、ネットオークションやアマゾンなどで売却可能です。
大手の買取店での買い取りは二束三文が現状です。
パソコン関係
型式やスペックなどにより、パソコン買い取り専門店やリサイクルショップ買取してもらえることもあります。
データ流失に不安がある方は、ご自身でデータ消去をしたり、ハードディスクを取り外してから売る方法もありますが、部品欠品となり買い取り額が下がったり、買い取りしてもらえなくなったりすることがあります。
ハードディスクがない場合でも買い取りしてくれる専門業者や、データ消去をしてくれる業者もありますので、信用できるところであれば活用するのも良いでしょう。
CRTモニター(ブラウン管モニター)は買取しているところはほとんどありませんが、液晶モニターの場合、古くても無料で引き取りをしている業者も存在しますが、それのみを引き取りにてもらうのは難しいようです。
中古品で売れないものでも、段ボールに詰めて送れば引き取ってもらえる業者も存在します。
パソコンの処分は基本的にメーカーへ問い合わせし、手続きことになりますが、その場合費用がかかりますのでよく確認しましょう。