衣類・洋服の処分方法

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衣類や洋服の遺品整理方法は?

遺品整理で衣類が出た場合、そのような方法で整理したらいいの?

洋服の種類や状況からいろいろな方法で整理できます。

仕分けを行う

まず最初に行なうのが不要な物を捨てる作業となります。

不要な物とは何か?それは、下着類になります。

パンツ、靴下、股引や肌着用のTシャツ(ランニングシャツ)等となります。

肌着は基本的に形見分けは致しませんし、売却も出来ません。

そのため、まず最初に行なうのは捨てる作業になります。

下着類はタンスなどの引き出しの中、1っ箇所にまとまっている事がほとんどのため、作業的には楽な作業となります。

形見分けをする

日本古来の風習として形見分けがあります。

故人を偲ぶために形見として物を手元に置いておく風習です。

形見分けの時期は特に決められてはおりませんが、親戚の中に遠方に住んでいる方や普段忙しい方などがいる場合、形見分けだけの為に全員を集める事は難しく、不在者がいるなかで形見分けが行われた場合、後のトラブルに発展することもあります。

そのため、四十九日で親戚が集る機会に済ませてしまうのが良い様です。

また、神式の場合、神霊祭(法要)の時期が異なることもありますので注意しておきましょう。

価値のある洋服の場合、相続税の対象になることもありますので合わせて注意しておきましょう。

インターネットオークションなどで売却する

着物、毛皮、ハイブランドの洋服などはインターネットオークションで売却が可能です。

価格は10分の1程度になってしまったとしても、元の価格が高ければ、それなりの金額になります。

ハイブランド系は基本的に新しいデザインであれば高値がつきますが、中にはプレミアがついている物がありますので、古い物でも高値がつくことがあります。

また、着物などは決まった流行はなく、産地や素材や柄などで価格がきまってきます。

直接、欲しい方(お客さん)に売ることができますので、リサイクルショップで買い取っていもらうよりも高く売れます。

ヤフオクやメルカリなどが有名ですね。

ただ、インターネットを使用した出品・連絡や発送などの作業が必要となりますので、その作業が難しい方はリサイクルショップや出張買取などを利用する方法がよいでしょう。

リサイクルショップなどで売却をする

ブランド品など元の価格が高いものや、デザイン的に流行している物はリサイクルショップなどで売却できる可能性があります。

ブランド品でない高齢者の洋服などは売れる可能性が低くなります。

洋服以外で売却できそうなものが大量にあれば、出張買取業者を呼んで見てもらう方法もあります。

ただし、出張買取の場合は持ち込みの場合より、多少査定額が下がりますので注意が必要です。

出張費や人件費を考えれば当然の事ですね。

捨てる

捨てるという方法が一番早い方法になります。

上記した方法が難しい場合や、特に売れる物もない場合、急いで処分したい場合は捨てるという選択になります。

地域によっては資源ごみの日に新聞紙や段ボールと一緒に古着も回収している地域があります。

その場合、大量に出しても問題ないかと思われますので、一度町内会などに確認してみてください。

綿入りの服はNG や 金具は外してほしい などのルールがあるかもしれません。

普通ゴミで出す場合、町内によっては大量に出すことでトラブルになることがありますので、その場合も町内会などに確認してからの方がよいでしょう。

軽トラックなどをお持ちの場合は地域のごみ処理場に直接持ち込み事が可能です。

地域により料金が異なりますが、通常1kgあたり、10円~30円の所がほとんどです。

また、100kgまで無料等の所もあります。

各込処理場ごとにルールがありますので、料金や持ち込み方法などは事前に役所のホームページで確認したり、お電話で問いあわせをしてから持ち込むのが賢明です。

その地域にお住まいでない場合は、持ち込みの際には、念のためゴミが出た場所の住所がわかる公共料金表(電気や水道)の明細をもっていってください。

遺品整理業者へ依頼する

大量に物があり自分ではどうしようもない場合や、仕事が忙しい、住んでいる地域から遠すぎるなどの理由で、ご自身で作業ができない場合は遺品整理業者へ依頼するのも一つの手段です。

自身で作業した場合、作業時間、トラックを使用する場合はレンタカー代、交通費などが発生します。

また、1人で作業する場合によくあることが、作業を始めて「さて、なにやろうか」と考え、気がついたら夕方になっていて、「帰えるか~」というパターンです。

作業は進まず、時間だけが過ぎてしまいます。

業者依頼の場合、1日~ 多くても7日程度で作業は終わりますので、気持ち的にも楽になります。

最近は遺品整理業者も増えておりますので、価格も安く設定している業者も増えております。

見積もり時にしっかり見てもらい、追加料金が発生しないかを確認しておけば安心して利用できます。

その他

神社やお寺などではお焚きあげを受け付けている所もありますが、洋服の量や素材などの観点から現実的になかなか難しい面もあります。

素材がナイロンなどの場合有害な煙が発生いたしてしまいます。

また、量が多い場合、廃棄物としての扱いになり、廃棄物処理法に触れる可能性があり、受付をしていない神社やお寺も増えております。

海外支援などを理由に古着を元払いで送らせる業者もあるようですが、支援に回さず、売却している可能性も考えられますので注意が必要です。

着払いであれば、まだ信用できるかもしれません。

まとめ

ブランドなどの目利きができ、インターネットが得意な身内がいる場合、ネットオークションなどで売却するのが一番お金になります。

故人のお住まいが賃貸で、片付けする時間がない場合は遺品整理業者などへ依頼するのも良いでしょう。

身内で作業ができる時間がとれれば、それが一番安上がりです。

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