遺品整理やゴミ屋敷の片付を自分でしてみよう
ゴミ屋敷の片付けはもちろん、遺品整理での片付けの際も大量のゴミが出てきます。
お時間と最低限の知識があれば基本的にご自身で片づけは可能です。
業者に依頼した場合は部屋数にもよりますが、一般的なお宅で10万円~50万円くらいと考えられます。
ご自身で作業した場合はスムーズに作業すれば、だいたい、3万円~6万円を見ておけば良いとおもいます。
遺品や不用品を売却する事により、お宅によっては売却益が出て、費用が掛からず逆にプラスになる亊もあります。
しかし、無計画に始めてしまうと、かなりの時間と無駄なお金が掛かってしまいます。
3万円~6万円という金額には人件費は含まれておりません。
人件費の部分は人それぞれの考え方があるとは思いますが、ご自身の時間(時給換算)と手伝って頂く方がいればお礼(日当)の事も考えておいた方が良いと思いますので、それに関しましては別ページで案内しております。
このサイトでは、効率よく自分で片付けする方法や、かしこく業者に依頼する方法を案内しております。
ご自身で片づけをする場合、いったい何から始めたらよいか?
業者に依頼する場合、どういった点に注意すべきか?何を確認しておいた方が良いのか?など、依頼前に確認しておくべき内容も沢山書いております。
順番通り読んでいただければ、読み終わるころには一通りの知識が付き、自分で片づけする場合も、業者に依頼する場合も安心して着手できるようになっております。
重複している記事もございますので、ご自身の状況によって、不要な個所は読み飛ばして頂いて結構です。
それでは、読んでいってみましょう!
遺品整理やゴミ屋敷の片付けを自分でする為の準備
遺品整理やゴミ屋敷の片付けを自分でする時に大切なことは、効率の良い作業をする事です。
まず、確認して頂きたい事があります。
- 作業予算 (道具代やレンタカー代など)
- 作業量
- 運搬手段
- 作業人数(工数)
詳しくは片付けに必要な道具と掛かる費用に書いておきました。
遺品整理やゴミ屋敷の片付けにあったっての心構えと注意点
遺品整理作業は思ったよりも大変な作業です。
ワンルーム程度であれば、ご自身でも何とかなりますが、実家など戸建をまるまる片付ける場合などは、かなりの時間がかかります。
費用の面から【自分たちだけでやろう!】と、ご自身のみ1人で作業する方、または夫婦2人で作業を始める方が多くいらっしゃいます。
私が見てきた無計画に始めた方の一例を紹介します。
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1か月~半年くらいかけて片付けをし、気力の限界となり、最終的に業者に依頼する方。
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【自家用車しか持っていない】や【大きな物の捨て方がわからない】などの理由で、タンスや、食器棚、ベット、ソファー、冷蔵庫、洗濯機‥と最終的に大きなものだけ業者に依頼する方。
このような場合は初めから業者に頼んでしまった方が良い場合もあります。
では、ご自身で作業する場合のメリットとデメリットを確認してみます。
遺品整理やゴミ屋敷で掛かる費用
ご自身で遺品整理作業をする事で、業者へ依頼するよりかなり安く上がります。
業者で30万円くらいの見積もりが出た場合、ご自身で作業する場合の費用は5万円程度と考えられます。
売れる物を買取業者へ売却したり、ご自身で目利きができればインターネットオークションなどで売却する事により、処分費用分以上のお金になる亊もあります。
ただし、ご自身の時間(人件費)は考慮しておりませんので、作業が遅い人は時間をどんどん無駄にしてしまう可能性があります。
人件費に関しましては片付けに必要な道具と掛かる費用でご確認ください。
遺品整理やゴミ屋敷の片付けに掛かる時間や期日
ご自身で作業する場合、時間がかかるといったデメリットがあります。
トラックなどの運搬車の準備や軍手などの作業に必要な道具の準備をする時間が必要になります。
さらに、実際の処分作業に慣れていないため、分別・搬出などの作業も、とても時間がかかります。
特に、近年ではゴミの分別が厳しく、ゴミ処理場の焼却炉の性能により、地域のごみ分別方法が変わってまいりますので、ゴミの分別は非常に時間のかかる作業の一つです。
また、各地域のゴミ処理場ごとに持ち込みルールがありますので、事前にチェックしておきましょう。
また、賃貸の退去までにゴミを片付ける必要がある場合や、仕事を休んで遠方から実家の整理に来ている場合など、期限がきまっている場合は、しっかりとした計画が必要です。
業者へ頼んだ場合
業者の場合トラックなどの設備はもちろん、作業に慣れているという面が非常に大きく、スピード面では圧倒的に業者の方が早いです。
業者に依頼せず、ご自身で作業する事で費用を安く抑えても、作業時間を沢山かけてしまうと安上がりとは言えません。
トラックを借りる費用、軍手その他の雑貨、ご自身の労働時間(時給換算)、健康面(体力面・ホコリを吸う事)、などを考え、業者依頼を検討するのも良いかと思われます。
遺品整理やゴミ屋敷の片付けは体力が必要
遺品整理やゴミ屋敷の片付けは非常に体力がいる作業です。
ワンルームであれば比較的軽い作業かと思われますが、戸建てなどをまるまる片付ける場合は、かなりの時間と労働力が必要となります。
遺品整理(片付け)は主に、仕分けから入り、処分する物の運搬まで行うことになりますので体力が必要です。
ワンルームの場合も戸建ての場合も、タンスなどの大きな荷物を運ぶところまでを考えてから、ご自身で作業するかどうかを考えるのが良いでしょう。
また、作業を始めるとホコリが舞い上がります。
数年放置していた古い造りの家ではネズミに荒らされ、糞だらけになっていることもしばしばあります。
舞い上がったホコリはマスクの隙間から入り、吸い込んでしまいますので、作業後に鼻の穴の中が真っ黒になることもあります。
ご自身で作業される場合で、ホコリが多い場所と感じた場合は普通のマスクではなく、防塵マスクを着用してください。
長期作業により健康被害に合うこともありますので、体力的に自信がない方や、健康第一の方は、見積もり金額に納得ができれば業者に依頼してしまった方が気持ち的にも楽かと思われます。
賃貸の場合の退去期日の確認
賃貸物件で生活をしていた場合、家賃の期日があります。
通常は退去の1か月前に申し出が必要をされているところが多いと思います。
退去申請をしますと、大家さん側(不動産会社)は新しい入居者の募集を始めますので、期日までに家財を整理し、退去する必要が出てまいります。
期日までに出られなかった場合、家賃の倍額を支払うペナルティーや、入居者が決まっている場合はその方のホテル代やトランクルームなどの荷物置き場台や引越し代などを請求される可能性も考えられます。
遺品整理業者や片付け専門業者へ依頼した場合、作業日数の予定も出してもらえますので安心です。
ご自身で作業する場合は退去日の調整をし余裕をもって作業をする必要があります。
まとめ
ご自身で作業する場合のメリット
- 費用が安い
- 遺品の細かいチェックが行え、思い出の品などが見つかる。
- 故人を想い、遺品を丁寧に整理できる。
ご自身で作業する場合のデメリット
- 時間がかかる
- 体力面や衛生面で健康に被害がでることがある。
- ゴミの分別が大変
おすすめの方法
まずは、作業予算 作業人数 作業にかかる費用 作業日数 を計算します。
見積もり無料の業者がほとんどですので、業者に頼んだ場合(見積もり金額)と実際にかかる費用の目安とを比べ検討します。
自分で片付ける場合の作業予算の例
- トラックレンタカー代+ガソリン代 例:8000円X2=16000円
- ごみ処分代30000円
- 作業現場までの自家用車のガソリン代 例:1000円 X 4日 = 4000円
- 軍手費用 例:10セット入り1000円
- マスク費用 例:防塵マスク 2000円 X 3 = 6000円
- ビニール袋 例: 400円 X 3 = 1200円
- ロープ代 例:2000円
- ドライバー(電動ドライバー) 例:100円~12000円
片付け費用合計
60300円~72200円となります。
自分たちを人件費として計算した例
- 作業人数 X 日数 X 日給換算額(または時給換算)
- 例:3人 X 4日 X 10000 = 120000円
- 飲食費 例:1000円 X 3人 X 4日 = 12000円
合計 132000円
すべて合計した場合、192300円~204200円となります。
各、ご家庭により人件費を含めて計算するかどうかなどの差があると思いますので、ご自身の状況にあった内容で計算して頂いた上で業者に見積もりを取り、くらべてみるのが最良ではなでしょうか。
現在、ほとんどの業者はインターネットからメール問い合わせも可能ですし、出張見積もりも無料のところがほとんどです。